九州へ…現実逃避の孤独旅 (part9)





 金燐湖には、このような鳥居がありました。祠があるのですね。
実を言うと、ゆっくりと金燐湖を見ながら、ボーっとしていたいんですが、次の列車の時間が迫ってきたので、すぐに退散することに…
 再び、徒歩で由布院駅にきました。しかし、天気が回復して雨がやんでしまいました。
あと一時間早く雨がやんでくれたら…と後悔の念がありました。

由布院駅の駅舎もなかなか良いものですよね。
 駅前はこのようになっております。
正面の山は、由布岳です。天気が良いと、最高の景色が望めるのですが、今日はね…
 時間になりましたので、駅の中へ行くことに…。
これが次に乗る、特急「ゆふいんの森6号」です。先ほど乗ったのと似ている感じがしますが、よく見れば、全くの別物というのが分かりますよね?
 生まれ年は1999年ですから、まだ新しいですね。
さきほど乗ったのは、89年生まれですので…

なので、この列車は、「新ゆふいんの森」と自称しておきます。
 客室内はご覧のようになっております。
これで、新車というイメージが湧くと思います。
座席もなかなか快適です。
 これが、「新ゆふいんの森」号の運転台です。
やはり、まだ新しい感じがしますね。
一番前に座れば、前面展望も可能です。
 こちらは、デッキと連結部の部分です。
面白いつくりになっているのがご覧になれるかと思います。

小さな子どもが言うには、「釣り橋みたい…」
なるほど、そんな感じがしそうですね。
でも、これが列車内なんですから、やはり、驚きますよね。
この釣り橋?のおかげでワゴンサービスも快適に出来るわけです。
 乗客なのですが、全くいない車両もありまして…。寂しい車内です。

17時04分、定刻に由布院駅を発車しました。
発車後は、ビュッフェへ向かうことにしました。この列車にもちゃんとビュッフェはついております。

 ゆふいんの森号にも、ちゃんとメニュー表があるのかな?と思いましたが、なんと全くありませんでした。
多分、ほとんどの乗客が確信犯でお持ち帰りしたのでしょうね。

そのため、各車両をまわり、やっとメニュー表を一つ探しました。あと、もう一つ映っているのは、JR九州の情報誌です。

そうそう、以前九州の特急に乗り回したときは、もう一つ、JR九州の季刊誌「窓」というのがありましたが、今回は、「つばめ」、「ソニック」などのグリーン車には、一つもおいてありませんでした。廃止にしたのかな??
 少し、見難いのですが、これがメニューです。
いろいろとあり、選ぶのにも迷ってしまいますね。
 さて、購入したいものが決まりましたので、早速ビュッフェへ買出しです。
しかし、このビュッフェ内も、また良いものですよね。
 品物が出るまで、ビュッフェ内で待つこととします。
車窓を眺めて、時間を潰します。

これは、切り株のような山になっていますよね。
 列車は、旧宮原線の分岐駅、恵良駅を通過し、最初の停車駅、豊後森に近づいてきました。
何か建物が見えてきましたね。
 これです。蒸気機関車在りし頃に活躍した、機関庫です。
無残にもボロボロです。このまま朽ち果てて壊されるのかどうか分かりませんが、貴重なものがなくなるのは、あってはいけないことです。
 ビュッフェ内には、旅の思い出ノートがありまして、そこにわたくしが書いた言葉…
「ただいま、豊後森の近くを走行中、ボロボロの機関庫を見た。リゾート列車の中からでは何だか複雑な気分だ」
なんて事を書きました。

「ゆふいんの森」号に乗って、この旅ノートを見たとき、この文は、わたくしが書いたのであしからず…
 そんなくだらないことを書いていると、頼んだ品物が出来ました。
まずは、こちらです。

「あんかけやきそば」と「由布院地ビール」です。
あんかけやきそばは、なかなか良い味でした。ビールによく合いました。
 のんびりと食べていると、列車は、次の停車駅、天ヶ瀬に到着しました。
ここも温泉が有名です。




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